積層造形

さらに、設計の自由度も高いく、従来の方法では不可能だった複雑な形状も、簡単に実現できます。例えば、最適化された冷却流路のような統合的な機能を、部品に直接持たせることができます。ガルバノスキャナ―を用いた積層造形は、精密で柔軟、かつ高度にダイナミックな多用途部品の製造に不可欠なものになっています。

積層造形に使用されるガルバノスキャナ―は、プロセスそのものと同様に多種多様です。小口径から大口径まで、紫外線から外線まで、標準的な2Dシステムからカスタマイズされた3Dシステムまで、その範囲は多岐にわたります。特に、金属粉末溶解のようなハイエンドアプリケーションでは、高速性と高精度の両方が求められます。

高精度と低ドリフトを実現するにはデジタルエンコーダ搭載の低ドリフトガルバノ、加工の非生産時間の最小化にはSCANaheadなどの革新的な制御方式、生産時間の短縮には同時処理と画像フィールドの高度なオーバーラップを実現するマルチガルバノスキャンヘッドなどが必要なります。
これらのXYスキャンシステム（オプションでZ軸を追加）は、20ビット分解能のSL2-100プロトコルを搭載しRTC6やRTC5などのインタラクティブ制御ボードで駆動するのが最適で、大量ワークであっても最適な精度とスループットを達成します。