LSO
LSO – レーザー溶接モニタリングシステム用レンズシフト光学系
LSOとOCTシステムを組み合わせることで溶接継ぎ目を追跡し、位置交差の自動補正が行えます。
また、溶接継手を検出して追跡し溶接位置を正確にオンラインでの修正、溶接面のリアルタイム制御(オートフォーカス)、溶接溶け込みの深さ(キーホール)測定、完成した溶接継ぎ目の測定と評価が可能になります。
特長
LSOのメリット
・最大6kWの固体レーザーによる精密溶接
・コンパクトで軽量なシステム。さまざまなモーションシステムへの統合が容易
・焦点位置と溶接位置をアクティブに制御する高速調整可能な焦点レンズにより、位置決め時間を短縮
・パイロットレーザーをインテグレートしたTCP (ツールセンターポイント)の高速セットアップ
・保護ガラス、フォーカスレンズ、コリメーションレンズの温度モニタリング
・WELDCHECK(ダイオードベースの品質保証システム)で拡張可能
OCTのメリット
・さまざまな縫い目形状で高速かつ正確なシームトラッキング
・システムの焦点位置への自動調整
・溶接溶け込み深さのリアルタイム測定
・アクティブなシームトラッキングと品質評価のためのスキャン領域の柔軟な調整
・溶接および継ぎ目の欠陥をオンラインで検出し、即時に報告
・測定データとプロセスパラメータのオンライン文書化による正確なプロセスと品質の監視
LSO+OCT 250でできること
非接触型LSOシステムは、固体レーザーでの溶接時にリアルタイム加工モニタリングや品質保証と同様に高精度のシームトラッキングが可能になります。
OCT を溶接光学系にシームレスに統合することで、自律的に修正したり(can correct autonomously)、最適な溶接品質を保証するブラックボックスとして、システム全体をコンパクトにすることが可能です。
溶接加工中、システムは光干渉断層撮影(OCT)を用いて0.05mmの精度で正確な位置測定を行います。溶接継手の位置は約10msごとに測定され、横方向のレンズシフトによって追跡されます。

コンポーネントからLSOまでの距離が変化すると、最適な焦点位置が軸方向のレンズシフトによってリアルタイムで測定され、調整されます。
品質保証アルゴリズムは、溶接継ぎ目同様、位置制御と溶接加工の両方で量産工程モニタリングで実証され、高レベルのシステム制御のために重要な溶接継ぎ目の報告します。
必要に応じて、LSOを Lessmüller のWELDCHECKシステムで拡張し、機能性を最大限に高めることができます。
アプリケーション例
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自動車
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バッテリー
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パワートレイン
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eモビリティ
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医療技術
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機械工学
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白物家電