本文にスキップする

白物家電

white ware

白物家電生産加工モニタリング

時間効率とコスト効率に優れたレーザー加工は、自動車や医療用途に加えて、洗濯機、回転式乾燥機、冷蔵庫、冷凍庫、食器洗い機などの家電製品、いわゆる白物家電の部品の溶接に幅広く使用されています。
Lessmüller Lasertechnikは、レーザー溶接ロボット向けセンサー技術の活用などを通じて、製造業が家電製品に対する消費者の需要に対応し、生産性の向上を実現できるよう支援しています。

白物家電製造におけるOCTの活用

生産性を向上させるには、自動溶接装置の加工モニタリングが不可欠で、生産ラインの各工程において、部品を継続的にオンラインで測定・検査し、必要に応じて溶接パラメータをオンラインで変更する必要があります。
Lessmüller Lasertechnikのレーザー溶接用センサー技術は、信頼性の高い溶接継ぎ目と最適かつ高精度な接合部を確保し、欠陥のない製品の製造に貢献しています。ソフトウェアベースのインテリジェントな加工モニタリング機能により、パラメータを常時監視することで逸脱を検出し、適切な対策を講じることができます。
次の画像は、家庭用大型電気製品のレーザー溶接の例です。上の写真は、大型で薄いステンレス鋼板の広い作業領域で高速溶接された洗濯機のドラムの高品質溶接部分です。左の接合部のOCT測定(下の左の画像)は、正確なビームの位置決めに使用され、右の溶接ビートのOCT測定(下の右の画像)は品質評価に使用されます。
03_01_WW_Waschmaschienentrommel-EN1
Lessmüller Lasertechnikのレーザー溶接用センサー技術は、様々な遠隔溶接および固定溶接光学系に搭載され、高精度かつ高いダイナミックレンジでのリアルタイム制御を実現します。ビーム位置決めを含むシームトラッキング、継ぎ目深度測定、OCTによる継ぎ目品質管理、WELDCHECKによる加工モニタリング、WELDEYEによるシーム検査を提供し、白物家電のレーザー溶接におけるレーザー加工の高速化と生産サービスの簡素化を実現します。
次の画像は、基準面に対する軸方向位置決め中のOCT画像で、基準面とバルブ上面間の距離は12µmの精度で測定されました。このような精度は、レーザー光の焦点における正確な高さ位置が求められるバルブの溶接などで要求されます。
03_Ww_02EN-

圧力センサーをOCT測定した結果が次の画像です。Lessmüller LasertechnikのOCTで接合部の正確な位置が特定できれば、小型家電部品のスポット溶接におけるビーム位置決めが容易になります。
03_03_WW_Drucksensor-EN